PITACore Box + Open Broadcaster Software + NVENC
GeForce GTX600シリーズ以降に搭載された、ビデオエンコード専用プロセッサNVENCを利用した超低負荷高画質配信設定とPITACoreBoxを利用した自動化に関して。
Open Broadcaster Software(OBS)
ダウンロードとインストール
ここからダウンロードしてそのままインストールし、起動する。
設定
右下の設定から設定画面を表示する。
一般
デフォルトのまま。
必要なら通知エリアアイコン、通知エリアに最小化、にチェックを入れてもいい。
エンコード
NVENCにチェックを入れ、CBRを有効にするからチェックを外し、ビデオのビットレートに288kbpsを指定する。
サウンドのビットレートは96kpbsに設定。
ビットレートは合計384kbps以内なら自由に配分していい。
放送設定
デフォルトのまま。
ビデオ
ここはまだ検証中。
いちおう配信映像にチェックを入れ、解像度をデスクトップと同じにし、解像度の縮小で640x360になるように調整している。
FPSはまあ30で。
Aeroを無効にするにチェックを入れておく。
サウンド
必要に応じて設定する。
特にゲーム音が入らない、マイク音が入らない等の問題が生じた場合はここでデスクトップサウンドデバイス、マイク/他のサウンドデバイスの設定を調整する。
ホットキー
必要に応じて設定する。
詳細設定
CFRのチェックを外しておく? 固定ビットレートにするか否からしいけど違いがよーわからん。
いちおうエンコード側の設定にあわせて外しておくけど、両方オン・オフ、片方オン・オフで検証が必要かも。
他はデフォルトのまま。
QSVエンコーダ
デフォルトのまま。
マイクノイズゲート
デフォルトのまま。
シーン編集
設定が完了したら配信する為のシーンを編集する。
OBSでは配信はシーン単位で行われ、シーンはゲーム画面やテキスト等の複数のソースを自由に配置することができる。
また、シーンは配信中に切り替えることができ、ホットキーによる切り替えもサポートしているので、準備中は準備画面を表示し、ゲームを開始したらゲーム画面に切り替える、というふうな使い方もできる。
シーンの追加
最初からシーンが存在するので、複数のシーンを切り替えて使用したい場合のみ左下のシーン枠を右クリックしてシーンを追加する。
名前はわかりやすいものを。
ソースの追加
シーン枠からソースを追加したいシーンを選択した状態で、右隣のソース枠を右クリックして"追加"を選択する。
表示されるソース一覧から追加したいソースを選択し、必要に応じて設定を行う。
ここではゲーム画面を配信するのに最低限必要な項目に関して説明しておく。
ゲーム画面を配信したいならゲームキャプチャを選択する。
ホットキーを使用にチェックを入れ、ホットキーの設定から使用するホットキーを設定する。
映像を拡大縮小させるにチェックを入れ、必要に応じてカーソルをキャプチャするにチェックを入れる。
ガンマ補正は配信している画面が暗い場合なんかに値を上げると明るくなる。
配信プレビュー
シーンの編集が完了したら、配信プレビューを押して確認する。
望んだ通りのシーン構成と切り替えが確認できたらプレビュー停止を押して準備完了。
PITACore Box
基本的な設定は以前の記事を見るべし。
その上で設定の外部エンコーダからOpen Broadcaster Software(OBS)にチェックを入れて有効化する。
あとはOBSを起動した状態で配信を開始すれば、自動的に配信を開始してくれる。
もし以前にNLEを連携させていたのなら、Niconico Live Encoder(NLE)のチェックを外しておこう。
配信開始
配信を開始したら、ゲームを起動してソースのゲームキャプチャで設定したホットキーを押せば、押した時点でアクティヴにしているゲームが配信できる。
"エンコーダの初期化に失敗しました"と言われる
- ドライバのバージョンが古い
- β版のドライバを使用している
- そもそもNVENCに対応していない(GTX600シリーズ未満)ビデオカードを使用している
三番目は未検証。
このエラーが出たら最新の安定版(WHQL)ドライバをインストールする。
最新版でもβ版のドライバではNVENCは利用できないので注意。